2013年12月31日火曜日

2013年もありがとうございました

2013年もまもなく終わり。皆さんにとってはどんな1年だったでしょうか。



「星空の家」は2度目の年越しを迎えます。
庭にある草木で少しだけ正月気分を味わえるように飾りつけ。これから大晦日をともに過ごすお客さまたちをお迎えします。


振り返って見れば本当にあっという間の1年でした。まだまだ落ちつく気配さえ見えない中迎えたはじめての年越し。たくさんの友人達が集い、
思いで深い時を過ごしあれから1年。変わらずにあるものも、変わっていくものの、少しずついろんなことが進化していく様を、感じた1年でもありました。



すべてがいいことばかりではないけれど、
それでも、ご近所さんが毎月回覧板を届けてくれるようになったり、地域の集まりごとに定期的に出られるようになったり、気軽に声をかけてもらえるようになったり、去年とは違う、「何か」を得た大きな1年でもありました。
来年はどんな年になるのでしょう。

今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。



2013年12月5日木曜日

紅葉とネコとウミガメと星空の家

星空の家の紅葉がきれいに色づきはじめました。少しだけ遅い、紅葉の季節です。
そういえば昨年も、今頃の時期にきれいに色づいたなぁなんてことを思い出しました。



2度目の秋。寒い冬もあと少しでやってきます。今年も残すところあと1ヶ月を切りました。
いつもいつも思うけれど、本当に時が流れるのは早いものです。


星空の家が生まれて1年半が過ぎ、ようやく色々なことが落ち着いてきたように思います。
それでもまだまだと思うことも多いけれど。
誕生からいる住人も、新しい道を見つけ卒業した住人も、途中から仲間入りした住人も、何度も来るうちにすっかり馴染んだ住人も、人それぞれさまざまで、その時々で多かれ少なかれ変化をし続けている星空の家。
(それでもサンちゃんは相変わらずです。)

色とりどりの住人達に彩られて、さまざまな姿形を見せています。
地元のおじいちゃんたちと立ち話をしているかと思うと、skypeで、都内の人と会議をする。
頂いた猪肉でわいわいと鍋を囲っているかとおもうと、これからの未来について真剣に話し合う。
地元の頼れるアニキが、私達移住者と地元民をつないでくれたり、あいさつから生まれる日々のちょっとした日常会話とか、ちいさなちいさな積み重ねが、移住者だけではなく地元の方とのつながりも生んでくれているような気がします。

もちろん、星空の家の誕生には、いすみ市役所の方や地元不動産屋さんと大家さん、そしてNPOいすみライフスタイル研究所の大きな大きな支えがあってのこと。今でも感謝してもしきれません。

誕生当時に思い描いていた星空の家の形とは、今思うとずいぶんと変わってきたと思います。
というもの、「みんなで一緒に何かをする」ことを理想としていたけれど、
ここでは違ってもいいかなと思うようになったこと。

住人たちは一緒に畑に出るわけでもなく、ともに過ごす時間はほとんどない。
それぞれの生活のリズムが違うので、数日会わないこともざらにある。

それでいいと思うのです。

それぞれが自分の仕事があって、それぞれが自分のやりたいことをする。
一緒にいることがすべてではないし、むしろ、離れている時間があるからこそ、それぞれが得たものを交わらせてきっと新しい何かが生まれるんだと思う。
ここで暮らしてなくとも、ふらりと立ち寄ってくれる友人達ともそんな関係なのかもしれない、と。

何かにたとえるのはとても難しいけれど、しいていうなばら、ウミガメのよう。
いすみ市の海岸では、毎年、大海原を巡ったウミガメ達が、産卵時期に帰ってきます。
「帰ってくる場所」であり「次の世代へ繋がるものを残す場所」。

社会という大海原をそれぞれの視点で見て、経験し、「星空の家」で次へ繋がる何かになる。
そんな場所であったらいいなと今は思います。
次世代に続くというと大げさだけど、良き方向に向かう何かに。

年の瀬が迫り、ふと1年を振り返る機会がありました。
1年前に話していたことは、気がつけば色んな形に変わり、ひとつふたつと夢を形にしていった友人達が少なくありません。

そんなきっかけの場所になったならばこれ以上のうれしいことはありません。