2012年12月1日土曜日

半年がすぎました。


気がつけば、「星空の家」が生まれて、半年が過ぎました。

本当にたくさんの人に支えられここまできたように思います。

桜が散り始める頃に、初めてこの家と出会い、

戸惑いと迷いを抱えながら、それでも皆が集える家にしたいと、
一歩を踏み出すことを決意。

色々と調整をしてくださった不動産屋さんも、

シェアハウスにご理解をしてくださった大家さんも、

そして、温かく迎えてくれたご近所さんも、

みなさんの支えがなければ、決してここまではこれなかったことでしょう。


そしてなによりも、「星空の家」で暮らすことを決めてくれた住人と、
日々集ってくれる人たちに、心から感謝でいっぱいです。


不思議なご縁で、「星空の家」に集い「星空の家」で出会って、
新しい何かが生まれていく。


ご縁とか、つながりとか。


もしかしたら、私たちが少し忘れてしまっていたものかもしれません。


そんな、忘れてしまった大事なことに、
この半年間で、気づかせてくれたような気もします。





庭の木々がうっすらと紅葉を始めました。

すっかり冬支度。

これからも、「星空の家」の物語は続いていきます。



2012年11月19日月曜日

まもなく、はじめての冬を迎えます

すっかり秋も過ぎ、
寒い日が続くようになりました。

「星空の家」にもはじめての冬がやってきます。

気がつけば、「星空の家」が誕生してまもなく半年。


もう、半年。


でも、


まだ、半年。



ほんとうに少しずつですが、住人とその友人たちと、みんなで、
手入れを進め、少しずつ生活もしやすく、
居心地が良い空間が生まれつつあります。

そして、

定期的に人々が集い、笑顔と笑いの絶えない時間が生まれてもいます。


今は、あったかい鍋を食べながら
みんなで集うことが多くなりました。


寒い冬、
寒さが体に堪えますが、
こうやって集うきっかけが生まれるのはうれしいものですね。



2012年10月14日日曜日

星空の家の、穏やかな音楽会


先日、住人のひとりのつながりで、
一人の音楽家が「星空の家」にやってきました。

インドの伝統楽器、シタール奏者。
本場インドで長年修行を積んだ音楽家です。

普段なかなか聞くことのできない音楽ということもあり、
急な呼びかけにも関わらずたくさんの方が集まってくれました。


















秋の静かな夜、

「星空の家」にステキな音色が響きます。

いつも食卓を囲んでいる場所も、この日ばかりは、ステージに早変わり。

















本場インドで長年修行をつんだシタール奏者であり、
ATASA(アタサ)さんの演奏は、どれもとてもすばらしいものばかりで、
参加した人皆が、心地の良い時間を過ごすことができました。

ステキな出会いに感謝しつつ、
また、このような場ができるといいなと思いながら、
秋の夜は更けていったのでした。


2012年9月18日火曜日

星空の下の猪肉晩餐会。


先日、友人が猪肉をくれました。

どうやら、この地域で取れた新鮮なイノシシ肉のよう。

住人たちだけで食べるには、少し量が多かったため、
せっかくだからと友人たちに声をかけ、みんなで食べることにしました。

企画者でもあり、毎日のように畑に出て、ご近所さんとの距離を縮めていた住人は、
チラシをつくって1軒1軒配って声をかけ、

最近やってきた料理人の住人は肉をきれいにさばいてくれました。

同じ移住者の友人たちも集い、
お隣のおじいちゃんと子どももやってきて、
とってもにぎやかな時間となった夜。

















突然誘われて、戸惑いながらやってきた人も、
最後は楽しんで帰っていった様子で、

「星空の家」が、人が集い、交流の場となっていくことが、
なんだかうれしく思います。



そんなステキな夜が、これからも続いていく、
急がずとも焦らずとも、そんなステキな場所で在り続けられたらいいと思います。



2012年9月4日火曜日

満月と、秋刀魚と宴。


気がつけば9月。

「星空の家」の近所の金色に広がる田んぼも、
すっかり刈られ、秋模様。

暑い夏がもうじき終わりを告げようとしています。


「星空の家」の初めての夏。

毎日暑い中、少しずつ、庭の手入れもしてきました。
その一方で、ぐんぐんと雑草たちは育っていく。

住人たちは、「どうしよう…」と悩みつつも、
自分たちに無理ないペースで、少しずつ、
楽しみながら手入れを進めています。



さて、8月最後の日は、「ブルームーン」。

月に2度、満月の日が来る珍しい日。


そんな貴重な、ステキな日、
陽が暮れる頃に、住人たちの友人が集まってきました。


庭で、ずっと眠っていた七輪で、秋刀魚を焼く会が開かれたのです。






じわじわと焼かれ、皮もぱりぱりになっていく。

七輪で焼かれる秋刀魚は本当に、とってもおいしいですね。




ランタンのヒカリと、月明かり。

気心が知れた仲間と、心地のいい時間。







そういう時間が流れる場所に、
「星空の家」が、少しずつなりつつあるみたいです。





2012年8月10日金曜日

「星空の家」の看板できました。


「星空の家」が立ち上がってから、
ずっとほしいものがありました。

看板です。

ずっと空き屋だったのですが、
以前の立派な表札がそのまま残っていて、
いつもお客さまを迎えると、「ここなのかな。」とお困りの様子でした。


「星空の家」という名前がつけられ、
ステキなロゴまででき、

自分たちで看板をつくろうと
ずっと考えていました。

材料は、そのまま使われなくなったものがたくさんあります。
それをそのまま利用して、つくることにしました。




土台をつくり、ロゴの型をつくります。
なんだか夏休みの工作気分です。






ニスを塗って下準備。型を貼り付けペンキを塗ります。



















乾いてきたところではがします。





















そしてできあがり。
ステキな看板ができました。


今度からは、これが目印になります。
たくさんの人が訪れますように。






2012年8月4日土曜日

「星空の家」の星空観察会


夏の暑い日が続く日々。

そんな中、「星空の家」で星空観察会が行われました。

今回のイベントは、住人のひとりがある方に誘われ、
急な企画となったため、
ごくごく内輪のイベントとして行おうと考えていました。

友人、知人のお誘いのみで、
どれだけ人が来るものかと、予想も全くできず、

また天気もどうなることかと、不安ばかり。

それでも、急なお誘いにも関わらず、
偶然が偶然を呼び、
たくさんの人にご参加いただきました。


















星空案内人は、かつては教師でもあった何有荘さん。

日々の暮らしにちょっとした知恵をとりいれて、
楽しくエコな暮らしをしています。


日々の暮らしの様子はこちらのブログからご覧いただけます。
何有荘のblog」

曇り空だったため、室内での説明からはじまりましたが、
30分もすると、空が晴れてきました。

夜空の下での観察会のスタートです。

北極星、夏の大三角形、北斗七星、スピカ…などなど、

その星にまつわる「ものがたり」と共に、
ひとつひとつ丁寧に説明をしてくださいました。

子どもだけではなく、
むしろ、オトナが夢中になって聞き入りました。


子どもの頃にはわからなかったことが、
今だからこそわかる、そんなものがたり。


あっという間に時間は過ぎ、
「今度は冬の星座も」なんてリクエストもありました。

第二弾も考えていきたいものです。

それにしても、ご参加された方々は、
はじめましての方が多かったのですが、

お互いに共通の知人がいたり、
以前から気になっていた方だったりと、
今日、この場で合えた偶然に驚く方もいました。

本当に、人とのご縁は不思議なものですね


2012年7月27日金曜日

「星空の家」らしさ。


「星空の家」がはじまって、もうじき2ヶ月。

じめっとした梅雨の季節に片付けが始まり、
気がつくと、夏本番を迎えていました。


少しずつ、色々な人の手を借りて、
住み良く、そして、人が集い始めてきています。



先日、住人の友人が植えてくれた花もきれいに咲きました。


















入り口の門構えにもきれいな花が植えられました。




まだまだ手入れは必要ですが、池の周りの木々も少しさっぱりしました。





畑は、住人のひとりが代表を務める「手と手をネット」のつながりで、
学生さんたちが集まり、みんなで大豆を植えてくれました。

若い人たちが集まり、皆で農作業をしていると、
ご近所さんも興味深々の様子で、

「大丈夫かい?」
「手伝おうかい?」と、たくさんの声をかけていただいたそうです。

どうやら、お話をするきっかけにもなったそうですよ





この2ヶ月で、何か大きな変化があったか、というと、
もしかしたらあまりないのかもしれません。

でも、少しずつ、今の住人たちができることから、
無理のない範囲で、取り組んでいく中で、
前に進んでいるような気がします。


『焦らず、ゆっくり、自分たちの無理のない範囲で』


たぶん、それが「星空の家」らしさなのかもしれませんね。












2012年7月5日木曜日

太陽の日を浴びる食器棚。


気持ちのよい梅雨の合間のいい天気。

住人たちはこのいい天気を利用して、なにやらすることにしました。

納屋に眠っているモノたちの整理です。

というのも、見つけたいものがあったからです。




実のところ、「星空の家」にはまだ食器棚がありません。

住人たちがもと居た家で使っていた食器のほか、
元々、この家にあった食器を譲り受け、
とてもたくさん、ステキな食器があるのですが、
まだまだダンボールに眠っていたりします。

何か新しいものを購入しようかと検討もしていたのですが、
片付けついでに何かあればいいな、なんて思っていたのです。


埃などの対策をしっかりとして、いざ開始です。



早速、程度のよさそうな食器棚を見つけました。

でも中はこのとおり。


















なんだか貴重なモノたちがたくさんありそうです。


















中身は、今度ゆっくり見るとして、
とりあえず、別な箱に移しました。


その繰り返しを続けること数十分。

なんともいい食器棚が出てきました。



















しっかりと汚れをふき取り

天日干し。



















大変古いものなため、
引き出しが壊れていたり、
板が外れていることもありますが、

それでも手を入れればまだまだ使えそう。


焦らずゆっくり手入れをして、
「星空の家」の台所に迎えいれたいと思います。





こうやって太陽の日を浴びるのは
何年ぶりだったのでしょうね。



















皆で大事に使っていきたいと思います。


2012年6月28日木曜日

はれの日の庭しごと。

今日は心地よい1日でしたね。

とても暖かくて、さわやかな陽気だったからか、
何かをしたくなる、そんな1日でした。


今日は、住人の友人がやってきました。


先日、広いお庭にと、お花の球根を下さった方です


なかなか手がつけられず、植えられずにいたのですが、
「植えにいくよ」ときてくださったのです。



住人も一緒に、お花の球根を植えることにしました。



どこに植えるかを考え、
入り口すぐの、岩のあるスペースを
花壇にすることにしました。


花壇…、といっても、
木もうっそうとしげり、雑草も生えている。

球根を植える前に、と
まずは、手入れから始まりました。


















土を掘り返していると、レンガも出てきます。



















きれいに並べて

















植木も手入れをしました。


















思考錯誤しながら、手入れを進め
うっそうとしていたスペースがずいぶんとすっきりしました。



















慣れない作業の連続で、
戸惑うこともあったけれど、
はじめてみると、とても楽しく、
時間があっという間に過ぎていきます。



一緒に植えた球根が、
どんな花を咲かすのか、
今から楽しみです。





2012年6月23日土曜日

大きな屋根と、木と星と。


「星空の家」が立ちあがって、もうじき1カ月。

少しずつ片づけも落ち着き、
住人たちも日々の暮らしができるようになってきました。

そんな中、
「星空の家」のロゴができました。


















つくって下さったのは、
デザイナーの松下さん。

BOSO Star Marketのフライヤー、
「慈慈の邸(じじのいえ)」のリーフレットなどを手掛けています。

普段は東京でのお仕事が中心ですが、
地域の人とのつながりの中で、
色々なデザインをして下さっているのです。

今回も、ロゴをつくるよと言ってくださり、実現しました。


本当にありがたいことです。




そして、今日、出来上がったロゴを頂きました。

住人一同、大喜びです。



大きな屋根と、庭の木々、

名前にもある「星」、

そして、さりげない三日月が、なんともすてきです。


今後、色々なところで活用していきたいと思います。


まずは、このロゴの看板づくりからですね。






松下さん、本当にありがとうございました。

2012年6月17日日曜日

引越し祝いと「星の夢」。


「星空の家」に住人が暮らしはじめるようになってから、
色々な人がやってくるようになりました。

まだまだ落ち着かない状況なのですが、
「どんな場所なのか見てみたくて」と、
足を運んでくださいます。

きちんとおもてなしができる状態ではないことが心苦しく、
しかも、引越し祝いにと、色々ともって来てくださることも多く、
本当に恐縮です。


今日もお客様がいらっしゃり、
すてきな引越し祝いを頂きました。


















いすみ産の竹でつくった「竹風鈴」です。

こちらをつくられたのは、
いすみ市内でも有名な奥村雄司さん。

いすみ鉄道を盛り上げようと、ムーミン人形をつくったり、
竹を使ったオブジェを製作しています。
(詳しくはこちら→

地元の方からの人望も厚く、消防団をまとめているほど。

本業はシャッター屋さんということもあり、
入居前には色々とお世話になった方でもあります。

その方からのプレゼント。

竹を活かした、いい音色が聞こえます。

こうやって地元の方に、
「お祝いに」と言っていただけることは、
本当にありがたいことです。

これからも、こうやって地元の方とのつながりを
大切にしていけたらいいなと思います。





そして、もう一つ、ある方から頂いたプレゼント。


















なんともステキな名前のお酒。


この名前のように、「夢」のある家にしていきたいと改めて思いました。


2012年6月13日水曜日

星空の住人会


ようやく片づけもひと段落し、

「星空の家」の住人たちで、引っ越し祝いを行いました。


もちろん、まだまだきれいになったとはいえない状況。

それでも、生活する上では欠かせない、
共有のスペースである台所がある程度きれいになり、
ようやく料理もできることになったこともあり、
みんなでごはんをつくりました。






この日は寒かったので
あったかいお鍋もつくりました。













座布団に座って、ちゃぶ台を囲む。


「星空の家」はリフォームがされているので、
畳の部屋はひとつもないけれど、
それでも、こうやって食卓を囲み、一緒にご飯を食べる時間は、
本当に楽しいものですね。

ちゃんとお話をするのはこの日が初めてという住人もいたのですが、
どんどんと話がはずみます。



生まれも育ちも、仕事も、今までいた環境も全く違うのに、
こうやって「星空の家」に集うことになった住人たち。

ほんとうに、ご縁とは不思議なものです。




でも、話をしていると、
少しだけ同じことが見えてきまました。

それは、
「いすみっておもしろいよね」
「房総っておもしろいよね」、ということ。


この土地が好きで、この土地に暮らす人が好き。

どうやら、そんな思いを抱いている人が
「星空の家」に集ってきたようです。


それぞれに思いがあり、その思いを大事にして、その思いを形にしようと、
「星空の家」で暮らすことを選んでくれた住人たち。

なんだかおもしろくなっていきそうです。


そんな思いを語り合い、話は尽きず、
楽しい夜は更けていったのでした。






2012年6月9日土曜日

かわいい”星空の住人”


星空の家には、個性豊かな人が暮らしています。


人だけではありません。





















ネコのサン(オス、生後約3ヶ月。)



ちょうど、住人たちの入居がはじまったタイミングで、
とある方に連れられてやってきました。

聞くと、ある場所に迷い込んできてしまい、
このままいくと保健所で処分されてしまうとのこと。


幸い、住人のひとりがネコを飼ったことがあったので、
面倒を見ることはできそう。


どうしようかと散々悩み、
大家さんにご相談して、無理を言って、
星空の家で一緒に暮らすことをご了承いただきました。



とっても人懐っこくて
すっかり、星空の家のアイドルです。



















住人が居ないときは、
玄関で帰りを待っていることもしばしば。


膝の上にのぼってすやすやと眠ってしまうこともあります。



まだまだ子どもなので、
教えなければいけないことがたくさんありますが、
みんなで一緒に面倒をみていこうと思います。


ちなみに、名前の由来は、太陽(SUN)。

住人たちを、あたためてくれる、
まぶしい太陽のような存在でいてほしいという願いを込めて、
名づけました。








2012年6月5日火曜日

今も、昔も、つながる地域。


今日は、お客様がやってきました。

「星空の家」がある地域の区長さんです。


新しく引っ越して来るにあたり、
また、シェアハウスをはじめるにあたり
まずは、地域の方に挨拶をと思い、
先日、挨拶に伺いました。

その時に、ご本人にはお会いができなかったのですが、
「先日は、ありがとうございます。
回覧板で地域の人に入居のお知らせをしたいと思って」と、
わざわざ足を運んでくださったのです。

なんともうれしいこと。

「星空の家」がある地域は、
昔からこの土地に住んでいる方が多く、
移住者はさほど多くないと聞きました。


きっと地元の人からすると、
若い人たちが一緒に古民家で暮らすということは、
きっと今までないケースで戸惑われたことだと思います。


それでも、
「にぎやかになることはいいことですから」と、
暖かく迎えて頂けて、なんだか胸が熱くなりました。


そんな地域の人たちの思いに応えながら、
少しずつでも居心地のいい空間にしていきたい。

ますます、そんな思いが大きくなりました。


かつでの住人が、
地域の人と歩んだ歴史も大事していけるように、

母屋から出てきた、懐かしいものは
一部大事に保管することにしました。











2012年6月2日土曜日

自然を身近に感じる暮らし。



「星空の家」に門があるのですが、
その門から外を眺めると、こんな景色が見られます。




















道路を挟んで、広がる田んぼ。

この日は天気が悪かったけれど、
天気のいい日は、あおぞらと、緑のじゅうたんが広がります。


これからは稲がぐんぐんと伸び、ますます深い緑になり、
夏が終わることには稲穂がつくき、茶色へと変わる。

季節とともに、移り変わっていく景色を身近に感じることができます。

自然と共に、自然を身近に、そんな暮らしです。


ところで、写真の中で緑色をしていない部分があると思います。

これは、今回古民家と一緒にお借りした畑です。

結構な広さがあります。
どうやって活用しようか、悩みどころです。

ただ、これも古民家と同じく、シェアをして活用しようと思っています。

限定した個人が使うのではなく、
みんなで一緒につくりあげる畑。

そんなこともありかな、なんて思いは広がります。







2012年5月31日木曜日

モノの価値を知る持ち主。


築140年の古民家には色々なものが眠っています。

今回、快く古民家を貸してくださった大家さんでも、
実は、そのすべての品々についてわかっていないモノがあるほど。

一緒に片付けをしていると、
本当にたくさんのものが出てきます。




















写真や手紙、昔の文章など、
きっと価値があるものなのかもしれないけれど、
私たちには全くわかりません。

大家さんにもわからないものばかり。

でも、きっと珍しいものなんだろう、貴重なものなんだろう、と
そんな思いを抱いていました。


どうしようかと、困っていたのですが、
友人が「いすみ郷土博物館に相談してみては?」と
アドバイスをくれました。

早速、連絡をとることに。


「大家さんもいるタイミングで一緒にみてほしい」。

かなり急なお願いだったのですが、快く見に来てくれました。

写真や古文書、昔の本など、
私たちからみるとよくわからなかったものが、

「これはとっても貴重なものですよ」と、

どうやらすばらしい品々だったようです。



「昔の大原ですよ」と
見せてもらった絵葉書。


















木造校舎時代の国吉小学校や
行元寺の昔の写真など、
この地域の資料がたくさんありました。


次から次へと出てくる資料に学芸員の方も、
興味深々の様子。


無事に引き取っていただくことになり、
大家さんも私たちも、そして、学芸員の方も、
お互い大喜びです。


もしかしたら、そのまま捨てられてしまっていた
写真やたくさんの資料たち。

自分ではわからないことでも、
その道の詳しい人、好きな人にとっては貴重なものだったりする。

モノには然るべき持ち主がいるものなんだと、
そんなことを思いました。





2012年5月30日水曜日

『星空の家(ほしぞらのいえ)』のはじまり。



ここはいすみ市内の、
自然に囲まれた、のどかな場所にある
築140年の古民家。

主が居なくなり、しばらく空き家となっていました。

この度、とあるご縁で住人が決まり、
シェアハウスとして新しい出発をします。


もちろん、しばらく人が住んでいなかったので、
なおさなければならない場所もあります。

裏山や庭や畑も荒れた状態のままです。

でも、色々な人と力をあわせて、助け合って、
かつての姿が取り戻せるように、
そして、それ以上になっていけるように
少しずつでも手入れをしていこうと思います。


古いモノを大事にしながら、
新しいコトが生まれていく場所。

そんな場所を目指して。




いすみ古民家シェアハウス”星空の家(ほしぞらのいえ)”。

はじまります。